- 開業費用は初期投資と運転資金で構成される
初期投資は物件取得費・内装工事費・設備費・諸経費に分けて把握します。
- 総額は打席数・物件条件・設備仕様で変わる
条件が変われば金額も変わるため、まず条件を固めるのが基本です。
- 条件を固めて見積もり、資金計画を立てるのが基本
運転資金を含めた計画で、開業後の資金繰りに備えます。
インドアゴルフの開業を検討するなら、まず費用の総額と内訳を把握することが最も大切です。費用は打席数・物件・設備で大きく変わるため、条件を決めて複数の見積もりを取るのが基本です。本記事では、インドアゴルフ開業の費用の全体像と各費用の相場、資金計画の立て方を解説します。開業の判断材料としてお使いください。
インドアゴルフ開業費用の全体像
初期投資を構成する費用
初期投資は4つの費用に分かれます。シミュレーター本体は設備費であって施工費ではありません。
それぞれの内容は次の表のとおりです。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 物件取得費 | 保証金・礼金・仲介手数料など |
| 内装工事費 | 内装・防音・電気・床造作などの工事 |
| 設備費 | シミュレーター・什器などの機材 |
| 諸経費 | 許認可手続き・開業前の広告費など |
運転資金の考え方
開業後は、売上が安定するまで運転資金が必要です。運転資金は6か月分が目安です(事業計画によって変動)。
不足すると開業直後の赤字期に資金繰りが回らなくなるため、余裕を持って確保しておきましょう。
開業資金の総額の目安
開業資金の総額は1,000〜4,000万円程度が目安です(打席数・物件条件・設備仕様で変動)。
打席数が多く大型店になるほど、物件取得費と内装工事費が大きくなる傾向があります。目安は幅として捉え、自社の条件で見積もりを取って確定させましょう。
費用把握のポイント
・初期投資と運転資金は分けて把握する
・売上が安定するまでの期間を見積もる
・自己資金と借入の割合を先に決める
IT家電ライター たろっさ(独自性を担保する情報を入れていただく想定箇所です。)
開業費用を決める要素
開業費用の主な相場は次の表のとおりです。金額は条件で変わるため、右の注意点も合わせて確認してください。
| 費用項目 | 目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| シミュレーター本体 | 300〜1,000万円 | メーカー・性能で変動 |
| 内装工事費 | 300〜1,000万円 | 物件条件で大きく変動 |
| 防音工事費 | 100〜500万円 | 防音性能で変動 |
| 電気工事費 | 50〜200万円 | 既存設備で変動 |
| 月間運営費 | 30〜100万円 | 人件費・家賃で変動 |
| 月額会費 | 8,000〜30,000円 | 地域・設備・立地で変動 |
| 1打席あたりの適正会員数 | 35〜50名 | 営業時間・稼働率で変動 |
| 年間保守費用 | 10〜30万円/年 | 契約内容で変動 |
シミュレーター本体の相場
本体価格は、計測方式やカメラ台数、搭載コンテンツで価格が変わるのが特徴です。同じ打席数でも、機種のスペック次第で金額に差が出るため、機種ごとにスペックと価格を比べるのが基本です。
保守費用も年間で発生するため、初期投資とは分けて把握します。
工事費の相場
工事費は物件の状態や求める性能で大きく変わります。内装は物件の広さや造作の範囲、防音は求める遮音性能、電気は既存設備の状態で金額が変わるのが一般的です。
居抜き物件かスケルトンかでも、工事の範囲が大きく変わります。
運営費の相場
運営費はランニングコストとして毎月発生します。人件費や家賃で月間運営費が変わり、月額会費は地域や立地、設備で差が出ます。
資金計画には必ず織り込んでおきましょう。
総額を変動させる条件
総額を変動させるのは、打席数・物件条件・設備仕様の3つです。打席数が増えるほど設備費と工事費が増え、物件条件で物件取得費と内装工事費が変わります。
投資回収期間は3〜5年が目安です(モデルケースとして使用)。なお、インドアゴルフ練習場は2019年から2023年の5年間で479施設増加しています(出典:公益社団法人 全日本ゴルフ練習場連盟)[要出典URL]。
需要は拡大傾向ですが、立地や運営方法で収支は大きく変わるため、相場を過信せず自社の条件で試算しましょう。
費用計画の落とし穴
・運転資金を初期投資と混同して不足させる
・シミュレーター本体を施工費と誤認して二重計上する
・工事費を「一式」で曖昧にして内訳を見落とす



(独自性を担保する情報を入れていただく想定箇所です。)
資金計画を組み立てる手順
打席数の決め方
打席数は、目標会員数を1打席あたりの適正会員数で割って逆算します。適正会員数は35〜50名(営業時間・稼働率で変動)、初年度の目標会員数は50〜200名が目安です(打席数・商圏によって変動)。
目標会員数を営業時間と予約枠から逆算すると、必要な打席数が見えてきます。
商圏と月額会費から獲得見込みを立てる。
会員数を1打席あたりの適正会員数で割って算出する。
打席数に応じたシミュレーター台数を算出する。
物件条件の確認
物件は、シミュレーターの推奨寸法を満たせるか確認しましょう。寸法が足りない物件は工事費が増えるため、見積もりで確認が必要です。
推奨寸法は次のとおりです。
推奨寸法
・天井高2.9m以上(機種により異なる)
・打席幅3.2m以上(左右打ち対応の場合は5.0m以上)
・打席奥行5.5m以上(後方に椅子を置く場合は6.5m以上)
・1打席の面積5坪程度から(標準的なレイアウトの場合)
見積もり比較のポイント
内装工事や設備は複数の業者から見積もりを取り、「何が費用に含まれるか」を項目ごとに比較しましょう。
シミュレーター本体・内装工事・電気工事が別計上かどうか、保証の有無まで確認が必要です。二重計上や「一式」の曖昧な見積もりがないかも確認しましょう。
見積もりの内訳を比較表にすると、漏れや重複に気づきやすくなります。
運転資金を含めた計画づくり
初期投資に運転資金6か月分を加えた総額を算出し、自己資金と借入の割合を決めます。回収年数は初期投資÷年間利益で計算します(月次利益と混ぜない)。
借入がある場合は、返済額を月間運営費に織り込んで収支を確認しましょう。収支はモデル試算として、打席数・営業時間・単価などの前提を明示して計算します。
運転資金6か月分の確保、自己資金と借入の割合、回収年数の年間利益での計算の3点を確認できれば、計画はひとまず固まります。
シミュレーターの試打による確認
シミュレーターを導入する場合は、実機の試打で打球感や計測精度を確認するのがおすすめです。自社で想定する機種の使用感を確かめておくと、設備選びの判断材料になります。
開業実績のある事業者に相談するのも選択肢の1つです。



(独自性を担保する情報を入れていただく想定箇所です。)
よくある質問
- インドアゴルフ開業に最低いくらかかりますか?
開業資金の総額は1,000〜4,000万円程度が目安です。ただし打席数・物件条件・設備仕様で大きく変わるため、まず条件を決めて見積もりを取ってください。
- 無人運営なら初期投資を抑えられますか?
人件費を抑えられる一方で、無人化システムの導入費用が別途かかる場合があります。システム費用は導入を検討する場合に見積もりで確認してください。
- 補助金や融資は使えますか?
自治体や金融機関の制度は地域や時期で異なります。補助金の金額・補助率は公的な一次情報で確認し、所轄の窓口へ事前相談してください。
- 黒字化までどのくらいかかりますか?
投資回収期間は3〜5年が目安です(モデルケースとして使用)。立地や会員獲得の状況で変わるため、自社の条件で収支を試算してください。
まとめ
インドアゴルフ開業では、初期投資(物件取得費・内装工事費・設備費・諸経費)と運転資金を分けて把握することが最も大切です。開業資金の総額は1,000〜4,000万円程度が目安で、打席数・物件・設備の条件で大きく変わるため、条件を固めて複数の見積もりを取るのが基本です。
まず打席数と物件条件を決め、各費用を項目ごとに見積もります。次に、シミュレーター本体は設備費、内装・防音・電気は工事費と使い分け、二重計上を避けます。
最後に、運転資金6か月分を加えた資金計画を組み、回収年数を年間利益で確認してから判断します。




