住宅展示場は見るだけでも行っていい?見学時の注意点も解説

「住宅展示場に行ってみたいけれど、まだ購入予定はないし、見るだけでも大丈夫なのだろうか」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。結論から言えば、住宅展示場は見るだけでもまったく問題ありません。

この記事では、住宅展示場を見るだけで訪問する際のメリットや注意点、効率的な見学のコツまで詳しく解説します。住宅展示場に行くことを検討している方は是非お読みください。

目次

住宅展示場は見るだけで行っても大丈夫なのか

住宅展示場に足を運ぶことをためらっている方の多くは、「購入予定がないのに行っていいのか」「しつこく営業されるのが怖い」という不安を抱えています。しかし、実際には見るだけの来場者が大半であり、気軽に訪問できる場所なのです。

購入予定がなくても見学できる

まず、住宅展示場は住宅の購入を決めている人だけが行く場所ではありません。「いつか家を建てたい」「どんな家があるのか見てみたい」という軽い気持ちで訪れて全く問題ないのです。

モデルハウスは、各ハウスメーカーの技術やデザインを広く知ってもらうためのショールームのような存在です。来場者に自社の魅力を体感してもらうことが目的であり、その場ですぐに契約を迫られることは基本的にありません

デパートやショッピングモールを「見るだけ」で訪れるのと同じ感覚で、住宅展示場も気軽に楽しめます。家づくりを検討する前の第一歩として、まずは足を運んでみることをおすすめします。

実は来場者の約4割が「2年以上先・未定」

住宅生産振興財団の調査によると、住宅展示場への来場者のうち約42〜43%が建築時期について「2年以上先・未定」と回答しています。つまり、具体的な購入計画を持たずに訪れる方が最も多い層を占めているのです。

住宅展示場来場者の建築予定時期
建築予定時期割合
1年以内約25%
1〜2年以内約30%
2年以上先・未定約42〜43%

このデータからもわかるように、住宅展示場は「今すぐ建てる人」だけの場所ではありません。将来に向けて情報収集をしたい方、家づくりの知識を深めたい方など、さまざまな目的を持った来場者が訪れています。

ハウスメーカー側も見学だけの来場者を歓迎している

ハウスメーカーにとって、住宅展示場は自社の家づくりを知ってもらう大切な場です。今は購入予定がなくても、数年後に家を建てる際に思い出してもらえれば、それは大きな成果となります。

営業担当者も、すべての来場者がすぐに家を建てるわけではないことを十分に理解しています。見学だけの来場者に対しても丁寧に対応するのは、将来の顧客になってもらいたいからこそです。

「今は購入予定がない」としっかり伝えておけば、無理な営業をされることはほとんどありません。気軽に訪問して、家づくりの世界に触れてみてください。

住宅展示場を見るだけでも得られる5つのメリット

住宅展示場は見学だけでも多くの収穫があります。効率的な情報収集から家づくりの知識習得まで、訪問することで得られるメリットを詳しくご紹介します。

複数のハウスメーカーを効率よく比較できる

住宅展示場の最大の魅力は、一カ所で複数のハウスメーカーを比較できることです。単独のモデルハウスを訪れる場合、1社ごとに移動する必要がありますが、住宅展示場なら徒歩圏内で何社も見学できます。

展示場によっては20社以上のモデルハウスが並んでいることもあり、各社の特徴や強みを短時間で把握できます。カタログや資料も一度に集められるため、後から自宅でじっくり比較検討することも可能です。

限られた時間で効率よく情報収集したい方にとって、住宅展示場は最適な場所といえるでしょう。

最新の住宅設備や性能を体感できる

モデルハウスでは、最新のキッチン設備、浴室、床暖房システムなど、実際に見て触れることができます。カタログやホームページの写真だけでは伝わらない質感や使い心地を体感できるのは大きなメリットです。

また、断熱性能や耐震構造など、見えない部分の工夫も営業担当者から詳しく説明を受けられます。実際に室内を歩いてみることで、間取りや動線の良し悪しも肌で感じることができるでしょう。

プロから家づくりの知識を直接学べる

モデルハウスには各ハウスメーカーの営業担当者が常駐しており、住宅に関するさまざまな質問に答えてくれます。建築のプロから直接話を聞けるのは、貴重な学びの機会です。

  • 住宅ローンや資金計画についての基礎知識
  • 土地選びのポイント
  • 建築工法の違いと特徴
  • アフターサービスの内容

インターネットで調べてもわかりにくい専門的な内容も、対面で質問すれば丁寧に教えてもらえます。家づくりの知識を深める絶好の機会として活用しましょう。

インテリアやエクステリアの参考になる

モデルハウスは、プロのインテリアコーディネーターが手がけた空間です。家具の配置、照明の使い方、カラーコーディネートなど、自宅の模様替えや将来の家づくりに役立つヒントが満載です。

エクステリアについても、外構デザインや植栽の組み合わせなど、参考になるポイントがたくさんあります。「こんな雰囲気の家に住みたい」というイメージを具体化する助けになるでしょう。

セミナーやイベントに無料で参加できる

住宅展示場では、家づくりに役立つセミナーやイベントが定期的に開催されています。住宅ローンや税金の勉強会、資金計画の相談会など、専門家の話を無料で聞ける機会は貴重です。

また、週末には子ども向けのキャラクターショーやワークショップなど、家族で楽しめるイベントも多数開催されています。子連れでも気軽に訪問できる雰囲気があり、家族のお出かけスポットとしても活用できます。

見るだけでも知っておきたい!住宅展示場を訪問する際の注意点

住宅展示場を見学する際には、いくつか知っておきたい注意点があります。事前に把握しておくことで、より充実した見学ができるでしょう。

モデルハウスは一般住宅より広くグレードが高い

モデルハウスの多くは、延床面積が60坪前後と一般的な住宅(30〜40坪程度)よりもかなり広く設計されています。これは来場者に開放感を感じてもらい、さまざまな設備や間取りを見せるためです。

モデルハウスと一般住宅の比較
項目モデルハウス一般的な住宅
延床面積約60坪前後約30〜40坪
設備グレード最上位オプション標準〜中程度
インテリアプロがコーディネート施主の好みで選択

また、キッチンや浴室などの設備も最上位グレードのオプション仕様が多く採用されています。見学時には「これは標準仕様ですか?オプションですか?」と確認する習慣をつけましょう。そうすることで、現実的な予算感を把握できます。

混雑しやすい時間帯は避けた方がよい

土日祝日の午後、特に13時から15時頃は来場者が集中しやすい時間帯です。混雑していると、営業担当者から十分な説明を受けられなかったり、ゆっくり見学できなかったりすることがあります。

見るだけの見学であれば、平日や土日の午前中など、比較的空いている時間帯を選ぶのがおすすめです。余裕を持って見学でき、気になることも質問しやすくなります。

住宅展示場で来場目的を聞かれても「見るだけ」と答えてよい?

住宅展示場では、受付時や見学中に来場目的を聞かれることがあります。「見学だけ」と伝えることに抵抗を感じる方もいますが、正直に伝えて何も問題ありません。むしろ、最初にはっきり伝えておくことが大切です。

受付でアンケートを記入する前に伝える

モデルハウスに入ると、多くの場合アンケートへの記入を求められます。このタイミングで「今日は見学だけで、購入予定は未定です」と伝えるのが効果的です。

最初に伝えておけば、営業担当者も過度なセールスは控えてくれます。気軽に見学できる雰囲気を作るためにも、早めに意思表示することをおすすめします。

営業担当者から名刺をもらった際に伝える

見学中に営業担当者から名刺を渡されることがあります。その際に「今日は勉強のために見学に来ました」「まだ具体的な計画はありません」と伝えるのも良いタイミングです。

誠実に自分の状況を伝えることで、担当者も適切な対応をしてくれます。将来的に検討する際の相談相手として、良い関係を築いておくことも一つの考え方です。

アンケートの備考欄に記載しておく

口頭で伝えることに抵抗がある場合は、アンケートの備考欄や建築予定時期の欄に「未定」「情報収集中」と記載しておく方法もあります。

  • 建築予定時期の欄に「未定」と記載する
  • 備考欄に「見学のみ希望」と書く
  • 連絡方法の希望欄で「連絡不要」を選ぶ

なお、アンケートへの記入は強制ではありません。記入したくない場合は、丁重にお断りすることもできます。

見るだけでも楽しめる!住宅展示場の見学を充実させるコツ

せっかく住宅展示場を訪れるなら、限られた時間を有効に使いたいものです。事前の準備と目的意識を持つことで、見学の満足度は大きく変わります。

事前に見学するハウスメーカーを2〜3社に絞る

住宅展示場には多くのモデルハウスが並んでいますが、すべてを見て回るのは現実的ではありません。1棟の見学には移動や説明を含めて1時間程度かかるため、半日で回れるのは2〜3棟が限度です。

住宅展示場の公式サイトで事前に情報をチェックし、気になるハウスメーカーをピックアップしておきましょう。木造が得意なメーカー、デザイン性に優れたメーカーなど、各社の特徴を調べておくと選びやすくなります。

見学の目的を明確にしておく

「何を見たいのか」「何を知りたいのか」を事前に考えておくと、見学がより充実したものになります。目的によって重点的に見るべきポイントも変わってきます。

見学目的と注目ポイント
見学の目的重点的にチェックするポイント
間取りの参考にしたい動線計画、収納の配置、部屋の広さ感
最新設備を見たいキッチン、浴室、空調システム
価格帯を知りたい標準仕様とオプションの違い、坪単価
性能を比較したい断熱性能、耐震等級、気密性

目的を営業担当者に伝えておけば、それに合わせた説明をしてもらえます。漠然と見学するよりも、多くの学びを得られるでしょう。

質問したいことをリストアップしておく

住宅展示場では、建築のプロに直接質問できる貴重な機会があります。聞きたいことを事前にメモしておくと、質問し忘れを防げます。

  • この設備は標準仕様かオプションか
  • 坪単価の目安はいくらか
  • 建築工法の特徴は何か
  • アフターサービスの内容と期間
  • 施工エリアや工期の目安

インターネットで調べてもわからなかったことや、カタログだけでは判断できないことを質問すると、有意義な情報が得られます。

住宅展示場の見学にはどんな恰好で行くべき?

住宅展示場を訪れる際には、いくつかの準備をしておくとスムーズに見学できます。持ち物と服装のポイントを押さえておきましょう。

あると便利な住宅展示場見学の持ち物リスト

住宅展示場では、気になったポイントをその場で記録しておくことが大切です。後から振り返ったときに、どの家で何を感じたのかを思い出せるようにしておきましょう。

住宅展示場見学の持ち物リスト
持ち物用途
筆記用具気になるポイントや質問への回答をメモ
スマートフォン写真撮影やメモの記録に(撮影可否は要確認)
メジャー部屋の広さや収納サイズの把握に
大きめのバッグカタログや資料の持ち帰りに
飲み物広い敷地を歩き回るため水分補給に

カタログや資料は想像以上に重くなることがあるため、大きめのバッグやエコバッグを持参すると便利です。

動きやすい服装と脱ぎ履きしやすい靴を選ぶ

住宅展示場は敷地が広く、モデルハウス間の移動でかなり歩くことになります。動きやすいカジュアルな服装がおすすめです。

また、モデルハウスに入るたびに靴を脱ぐため、脱ぎ履きしやすい靴を選びましょう。ブーツやひも付きの靴は時間がかかるため避けた方が無難です。靴下は滑りにくいものを履いていくと、フローリングの上でも快適に見学できます。

住宅展示場見学の大まかな流れ

住宅展示場を初めて訪れる方のために、当日の流れを順を追って説明します。事前に流れを把握しておけば、当日も安心して見学できるでしょう。

総合受付で場内マップをもらう

住宅展示場に到着したら、まず総合受付(センターハウス)に立ち寄りましょう。場内のマップやイベント情報をもらえます。

トイレやキッズスペース、休憩所の場所も確認しておくと便利です。特に小さなお子さん連れの場合は、授乳室やおむつ替えスペースの有無もチェックしておきましょう。

モデルハウスの受付を済ませる

見学したいモデルハウスに入ったら、玄関で受付を済ませます。多くの場合、簡単なアンケートへの記入を求められます。

このタイミングで「今日は見学だけです」と伝えておくと、その後の対応がスムーズになります。アンケートは任意なので、記入したくない場合は断っても問題ありません。

営業担当者の案内で内部を見学する

通常は営業担当者が付き添って、モデルハウス内を案内してくれます。各部屋の特徴や設備の説明を聞きながら見学を進めます。

気になることがあれば、遠慮なく質問しましょう。「この壁紙はオプションですか」「この収納の奥行きはどれくらいですか」など、具体的に聞くことで理解が深まります。

カタログや資料をもらって退出する

見学が終わると、カタログや資料を渡されます。気になったハウスメーカーの資料は持ち帰り、後でじっくり検討しましょう。

  • 着座しての詳しい説明を促された場合、見学だけなら丁重にお断りできる
  • 次回の予約を勧められても、検討中と伝えれば問題ない
  • 名刺をもらったら、今後連絡が来る可能性があることを念頭に置く

1棟の見学が終わったら、次のモデルハウスへ移動するか、休憩を挟んで自分のペースで見学を続けましょう。

よくある質問

住宅展示場は見るだけでも本当に無料ですか

はい、住宅展示場の見学は完全に無料です。入場料はかかりませんし、モデルハウス内の見学も無料で行えます。セミナーやイベントも多くの場合無料で参加できます。

アンケートに記入すると営業電話がたくさんかかってきますか

アンケートに連絡先を記入すると、後日電話やDMが届く可能性があります。営業連絡を避けたい場合は、アンケートの備考欄に「連絡不要」と記載するか、記入自体をお断りすることもできます。

子ども連れでも住宅展示場を見学できますか

もちろん可能です。多くの住宅展示場にはキッズスペースがあり、週末には子ども向けイベントも開催されています。家族で気軽に訪れることができ、子どもの意見を取り入れながら家づくりのイメージを膨らませる良い機会になります。

住宅展示場の見学に予約は必要ですか

予約なしでも見学可能ですが、事前に予約しておくと待ち時間なくスムーズに案内してもらえます。特に週末や祝日は混雑するため、予約しておくことをおすすめします。

住宅展示場の見学時間はどれくらい確保すればよいですか

モデルハウス1棟あたり、移動や説明を含めて1時間程度を目安にしてください。2〜3棟見学する場合は、3〜4時間程度の余裕を持っておくと安心です。

まとめ

住宅展示場は「見るだけ」でも気軽に訪問できる場所です。来場者の約4割以上が購入予定未定であり、ハウスメーカー側も見学だけの来場者を歓迎しています。最初に「見学だけ」と伝えれば、過度な営業を受けることはほとんどありません。

見学だけでも、複数のハウスメーカーを効率よく比較できる、最新設備を体感できる、プロから知識を学べるなど、多くのメリットがあります。事前に見学するハウスメーカーを絞り込み、目的を明確にしておくことで、より充実した見学になるでしょう。

家づくりは人生で最も大きな買い物の一つです。将来に向けた情報収集の第一歩として、まずは気軽に住宅展示場へ足を運んでみてください。実際に見て、触れて、感じることで、理想の住まいのイメージが具体的になっていくはずです。

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