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ES作成で専門用語を避けるべき理由と分かりやすい表現のコツ

ES作成で専門用語を避けるべき理由と分かりやすい表現のコツ

就職活動において、エントリーシート(ES)は企業に自分をアピールする最初の重要な機会です。しかし、専門用語を多用したESは、かえって評価を下げてしまう可能性があります。採用担当者は必ずしもあなたの専門分野に精通しているわけではなく、難解な表現は「コミュニケーション能力が低い」と判断される恐れもあります。本記事では、ES作成で専門用語を避けるべき具体的な理由と、誰にでも伝わる分かりやすい表現のコツを詳しく解説します。これからESを書く就活生の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ES作成で専門用語を避けるべき3つの理由

採用担当者は専門家ではない

多くの就活生が見落としがちなのが、ESを最初に読むのは人事部や採用担当者であるという事実です。人事担当者は採用のプロフェッショナルではありますが、あなたが学んだ専門分野の知識を持っているとは限りません。

例えば、理系学生が「PCR法を用いた遺伝子増幅実験」と書いても、文系出身の人事担当者には内容が伝わらない可能性があります。専門用語を多用すると、せっかくの経験や成果が正しく評価されないリスクが生じるのです。

採用担当者が理解できなければ、あなたの能力や実績は「ないもの」と同じになってしまいます。ESは専門家に向けた論文ではなく、多様なバックグラウンドを持つ人に読まれる文書であることを意識しましょう。

コミュニケーション能力の評価に直結する

企業が求める人材の条件として、常に上位にランクインするのが「コミュニケーション能力」です。ESでの表現方法は、あなたのコミュニケーション能力を測る重要な指標となります。

専門用語を避けて分かりやすく説明できる能力は、ビジネスシーンで非常に重視されます。顧客や他部署との協働では、異なる知識レベルの人々に自分の考えを伝える場面が頻繁にあるからです。

難しい内容を簡潔に説明できることは、高度な理解力と表現力を持っている証明になります。逆に専門用語に頼った文章は「本質を理解していない」「相手への配慮が欠けている」と受け取られかねません。

読みやすさが選考通過率を左右する

採用担当者は短期間に数百、数千ものESを読む必要があります。限られた時間の中で、読みにくいESは不利になります。

専門用語が頻出するESは読むスピードが落ち、内容理解に余計な労力を要します。採用担当者にストレスを与える文章は、それだけで評価が下がる可能性があるのです。

文章の特徴 読み手の反応 選考への影響
専門用語が多い 理解に時間がかかる、途中で読むのをやめる マイナス評価
平易な言葉で説明 スムーズに理解できる、内容が記憶に残る プラス評価
具体例が豊富 イメージしやすい、説得力を感じる 高評価

読みやすいESは、採用担当者に好印象を与え、あなたの経験や強みをしっかりと伝えることができます。

専門用語を使いがちなシーン別の改善例

研究・ゼミ活動の説明における言い換え

理系学生や研究室に所属する学生が最も専門用語を使いがちなのが、研究内容の説明です。しかし、研究の価値は専門用語の羅列ではなく、その意義や成果を伝えることにあります。

例えば「機械学習アルゴリズムのハイパーパラメータチューニングを実施」という表現は、「コンピュータが正確に予測できるよう、設定値を最適化する作業を行いました」と言い換えられます。

専門性を保ちつつ分かりやすくするには、「何のために」「どんな工夫をしたか」「結果どうなったか」という構造で説明すると効果的です。技術的詳細よりも、問題解決のプロセスと成果に焦点を当てましょう。

  • 専門用語を使う前に「つまり〜ということです」と補足説明を加える
  • 研究の社会的意義や実用例を具体的に示す
  • 数値データや成果を分かりやすい比較で表現する
  • 技術的な詳細は省き、取り組みの姿勢や学びを強調する

アルバイト・インターン経験での業界用語

飲食店、小売、IT企業などでのアルバイトやインターン経験を書く際も、その業界特有の用語に注意が必要です。

例えば飲食業界の「QSC向上施策」は、一般企業の採用担当者には伝わりにくい表現です。これは「お客様満足度を高めるため、料理の質・提供スピード・店内清潔さの3つを改善する取り組み」と説明すべきです。

IT業界でのインターン経験なら「アジャイル開発手法でスプリント計画」ではなく、「短期間で成果を出すため、2週間ごとに目標を設定し柔軟に計画を修正する開発方法を実践」と表現します。

業界用語は、その分野では当たり前でも、異なる業界の人には全く通じないことを常に意識してください。

学生団体・サークル活動での専門的表現

学生団体やサークル活動でも、内輪でしか通じない言葉を使ってしまうケースがあります。特に歴史のある組織では、独自の役職名や活動名称が存在することがあります。

「渉外担当として協賛企業20社とアライアンスを構築」という表現は、「企業との連携担当として、イベント協賛をいただける企業20社との関係を築きました」とする方が伝わります。

専門用語・業界用語 分かりやすい言い換え例
KGI・KPIを設定 最終目標と中間指標を明確にし、進捗を管理
PDCAサイクルを回す 計画・実行・検証・改善のプロセスを繰り返す
ステークホルダーと調整 関係者全員の意見を聞き、合意形成を図る
エビデンスに基づき判断 データや事実を根拠に意思決定を行う

組織内での役職や活動内容は、必ず一般的な言葉で補足説明を加えましょう。

分かりやすい表現にするための5つのコツ

中学生でも理解できる言葉を選ぶ

ESを書く際の基準として「中学生が読んでも理解できるか」という視点を持つことをおすすめします。これは決して内容を薄くするという意味ではありません。

複雑な概念を平易な言葉で説明できることは、深い理解の証です。アインシュタインも「6歳の子どもに説明できなければ、理解したとは言えない」という言葉を残しています。

難しい言葉を使わずに本質を伝える技術は、ビジネスパーソンとして必須のスキルです。ESはその能力をアピールする絶好の機会なのです。

文章を書いた後は、必ず読み返して「この言葉は誰でも知っているか」と自問自答してください。少しでも疑問を感じたら、より一般的な表現に置き換えましょう。

具体的なエピソードと数字で説明する

抽象的な専門用語の代わりに、具体的なエピソードや数字を使うことで、読み手はあなたの経験を鮮明にイメージできます。

例えば「データ分析スキルを活用」という曖昧な表現ではなく、「売上データを分析し、客単価が低い時間帯を特定。その時間帯限定のセットメニューを提案した結果、売上が15%向上しました」と具体化します。

数字は客観的な成果を示す強力なツールです。「多くの」「大幅に」といった曖昧な表現ではなく、可能な限り具体的な数値を示しましょう。

  • 「チームメンバー10名をまとめた」など人数を明記する
  • 「3ヶ月で達成」など期間を具体的に示す
  • 「前年比120%」など変化を数値化する
  • 「週3回、1回2時間」など頻度や量を明確にする

「例えば」「具体的には」を活用する

どうしても専門的な内容を説明する必要がある場合は、「例えば」「具体的には」という言葉を使って、すぐに具体例を示すテクニックが有効です。

「プログラミング言語を習得しました。具体的には、Pythonを使ってウェブサイトから自動的に情報を収集するツールを作成し、データ整理の時間を1日3時間から30分に短縮しました」というように、抽象的な表現の直後に具体例を添えることで理解が深まります。

この方法なら、専門性を保ちつつ、誰にでも伝わる説明が可能になります。読み手は具体例を通じて、あなたの能力や成果を実感できるのです。

「つまり」「要するに」で要約を加える

複雑な説明をした後には、「つまり」「要するに」という接続詞を使って、一言で要約する習慣をつけましょう。これにより、読み手の理解を確実なものにできます。

「研究では統計的手法を用いて複数の変数間の関係性を分析しました。つまり、原因と結果の関係を数字で証明する方法を学びました」という構成です。

この手法は、自分自身の理解を深める効果もあります。要約できないということは、自分でも本質を掴めていない証拠かもしれません。

接続詞 使用場面 効果
例えば・具体的には 抽象的な説明の後 イメージを明確にする
つまり・要するに 複雑な説明の後 本質を一言で伝える
その結果・そのため 行動と成果をつなぐ 因果関係を明確にする
このように・以上から 複数の事例の後 全体をまとめる

第三者に読んでもらいフィードバックを得る

自分では分かりやすいと思っても、他者には伝わらないことがよくあります。ESを完成させたら、必ず異なる専門分野の友人や家族に読んでもらいましょう。

特に、あなたの専門分野を全く知らない人の意見が貴重です。「この部分が分からない」「この言葉の意味が分からない」という率直なフィードバックこそ、改善のヒントになります。

客観的な視点でのチェックは、専門用語の見落としを防ぐ最も確実な方法です。恥ずかしがらずに、複数の人に読んでもらうことをおすすめします。

大学のキャリアセンターや就活支援サービスを活用するのも良い方法です。プロの視点からアドバイスをもらえば、より洗練されたESに仕上がります。

専門性を保ちながら分かりやすく書く実践テクニック

比喩や例え話を効果的に使う

難しい概念を説明する際、日常生活の身近なものに例えると、驚くほど理解しやすくなります。比喩は専門知識のない人にも直感的に伝わる強力なツールです。

例えば、ネットワークセキュリティの研究なら「インターネット上の家の鍵のようなもの」、データベース設計なら「図書館の本の整理方法を考える仕事」といった表現が効果的です。

ただし、比喩は正確性を犠牲にする可能性もあるため、本質を損なわない範囲で使用することが重要です。比喩の後に「厳密には異なりますが」と補足すると、より正確な印象を与えられます。

専門用語を使う場合の正しい補足方法

どうしても専門用語を使わざるを得ない場合もあります。その際は、必ず簡潔な説明を括弧書きで添えましょう。

「機械学習(コンピュータが大量のデータから自動的にパターンを学ぶ技術)を用いて」という形式です。ただし、説明自体が長くなりすぎると読みにくくなるため、20文字程度に収めるのが理想です。

また、一度説明した用語は、同じES内で再度説明する必要はありません。2回目以降はそのまま使用して構いませんが、使用頻度が高い場合は、より一般的な言葉への言い換えを検討しましょう。

  • 初出時のみ括弧書きで簡潔に説明する
  • 説明は20文字以内を目安にする
  • 2回目以降は説明なしで使用可能
  • 頻出する場合は別の表現を検討する
  • 業界標準の用語でも説明を省かない

文章構成で理解を助ける工夫

内容が複雑な場合、文章の構造自体を工夫することで理解しやすくなります。「結論→理由→具体例→結論の再確認」という流れが基本です。

最初に結論や要点を述べることで、読み手は「これから何の話をするのか」を把握でき、その後の説明が頭に入りやすくなります。これはビジネス文書の基本でもあります。

また、一つの段落には一つのテーマだけを書くという原則も重要です。複数の話題が混在すると、読み手の理解が追いつかず、専門用語の有無に関わらず分かりにくい文章になってしまいます。

業界・職種別の専門用語対策

IT・エンジニア職を目指す場合

IT業界やエンジニア職を志望する場合でも、技術系の採用担当者だけがESを読むとは限りません。特に大手企業では、一次選考を人事部が行うケースが多いのです。

「フロントエンド開発」ではなく「ユーザーが直接見る画面部分の開発」、「API連携」ではなく「異なるシステム同士をつなげる仕組み」というように、技術的正確性を保ちつつ平易に説明しましょう。

プログラミング言語名などの固有名詞は使用しても構いませんが、「それを使って何を作ったか」「どんな問題を解決したか」という成果を重視した書き方が効果的です。

IT専門用語 分かりやすい表現例
レスポンシブデザイン スマホでもパソコンでも見やすい画面設計
データベース正規化 情報を効率的に管理するためのデータ整理
UI/UX改善 使いやすさと見た目の向上
クラウドサービス活用 インターネット上のサーバーを利用したシステム構築

金融・コンサル業界を目指す場合

金融やコンサルティング業界は専門用語が多い分野ですが、ESでは業界用語を使いすぎないことが重要です。これらの業界こそ、複雑な内容を分かりやすく説明する能力が求められます。

「ファイナンシャルモデリング」ではなく「企業の将来収益を予測する財務計算」、「デューデリジェンス」ではなく「企業買収前の詳細調査」と説明します。

これらの業界では論理的思考力が重視されるため、専門用語に頼らず論理的に説明できる能力こそが評価されるのです。むしろ用語を多用すると「本質を理解していない」と見なされる危険性があります。

研究職・技術職を目指す場合

研究職や技術職では、ある程度の専門性を示すことも必要ですが、それでも過度な専門用語は避けるべきです。研究内容よりも、研究への取り組み姿勢や問題解決能力を伝えることが重要です。

「どんな課題に対して」「どのようなアプローチで」「どんな成果を出したか」という構造で書けば、専門用語を最小限に抑えられます。技術的詳細は面接で詳しく聞かれますので、ESでは全体像を分かりやすく伝えることに集中しましょう。

また、研究の社会的意義や実用化の可能性について触れると、専門外の人にも研究の価値が伝わりやすくなります。

  • 研究の背景にある社会課題を明確にする
  • 研究手法よりも問題意識と成果を強調する
  • 失敗から学んだことや試行錯誤のプロセスを示す
  • 研究室での役割や協働経験も盛り込む

よくある間違いと改善のポイント

カタカナ語の多用に注意

近年、ビジネスシーンではカタカナ語が増えていますが、ESでの使用には注意が必要です。「イノベーション」「ソリューション」「コミットメント」などは、一見分かりやすそうで実は曖昧な言葉です。

「イノベーション」は「革新」や「新しい価値の創造」、「ソリューション」は「解決策」、「コミットメント」は「責任を持って取り組む姿勢」と言い換えられます。

カタカナ語は便利ですが、具体性に欠けるため、必ず具体的な行動や成果とセットで使用することが大切です。単にカタカナ語を並べただけでは、中身のない印象を与えてしまいます。

略語を当然のように使わない

「SNS」「AI」「IoT」などの一般的な略語でも、初出時は正式名称を併記するのが丁寧です。「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」という形式です。

特に組織内でしか通じない略語は絶対に避けましょう。「学内のSAでTAとして活動」といった表現は、読み手には全く意味が分かりません。「学生アシスタントとしてティーチングアシスタント業務」と正式名称を使うか、「授業補助スタッフとして教員のサポート業務」と役割で説明しましょう。

略語は書き手にとっては便利ですが、読み手にとっては理解の障壁になることを忘れないでください。

専門性アピールと分かりやすさのバランス

専門用語を完全に排除すると、逆に専門性や能力が伝わらないのではないかと不安になる人もいるでしょう。しかし、専門性は用語ではなく、成果や取り組みの質で示すべきです。

「高度な統計解析を実施」という曖昧な表現よりも、「1000件のアンケートデータを分析し、顧客満足度に最も影響する3つの要因を特定しました」という具体的な説明の方が、あなたの能力を効果的にアピールできます。

専門性と分かりやすさは対立するものではありません。むしろ、真の専門性を持つ人ほど、シンプルで分かりやすい説明ができるものです。ESは専門知識を披露する場ではなく、あなたの能力と人柄を伝える場であることを意識しましょう。

まとめ

ES作成において専門用語を避けるべき理由は、採用担当者が必ずしも専門家ではないこと、コミュニケーション能力の評価に直結すること、読みやすさが選考通過率を左右することの3点に集約されます。専門用語に頼った文章は、せっかくの経験や能力が正しく評価されないリスクを生むのです。

分かりやすい表現のコツは、中学生でも理解できる言葉選び、具体的なエピソードと数字の活用、「例えば」「つまり」といった接続詞の効果的な使用、そして第三者によるフィードバックの獲得です。これらを実践することで、専門性を保ちながらも誰にでも伝わるESを作成できます。

専門用語を避けることは、決してあなたの能力を隠すことではありません。むしろ、複雑な内容を分かりやすく説明できる高度なコミュニケーション能力を示す絶好の機会です。採用担当者は、専門知識そのものよりも、それをどう活かして企業に貢献できるかを知りたいのです。ESを書く際は常に「この表現は誰にでも伝わるか」を自問し、読み手の視点に立った文章を心がけましょう。そうすることで、あなたの魅力が最大限に伝わる効果的なESが完成します。

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