27/28卒採用強化中!毎週水・金曜日の17:00から集団会社説明会を実施しています。ご予約はこちらをクリック

ES作成で差がつく丁寧な表現の使い方と印象アップのコツ

ES作成で差がつく丁寧な表現の使い方と印象アップのコツ

就職活動において、エントリーシート(ES)は企業に自分を知ってもらう最初の重要な機会です。内容の充実はもちろんですが、実は「どのように表現するか」という言葉遣いが採用担当者の印象を大きく左右します。丁寧な表現を適切に使いこなせば、あなたの人柄や誠実さ、社会人としての基礎力が自然と伝わり、他の応募者との差別化につながります。しかし、丁寧すぎて堅苦しくなったり、逆にカジュアルすぎて失礼になったりするバランスの取り方に悩む学生も多いでしょう。本記事では、ES作成において効果的な丁寧な表現の使い方から、読み手に好印象を与える具体的なテクニック、そして避けるべき表現まで、実践的なポイントを詳しく解説します。

目次

ESにおける丁寧な表現が重要な理由

採用担当者が言葉遣いから読み取ること

採用担当者は数百、時には数千枚ものESに目を通します。その中で、言葉遣いは応募者の人柄を判断する重要な指標となっています。丁寧な表現ができているかどうかで、社会人としての基礎的なコミュニケーション能力が備わっているかを見極めているのです。

適切な敬語や丁寧語が使えることは、ビジネスマナーの基本です。ESの段階でこれができていない応募者は、入社後も顧客や上司とのやり取りで苦労するのではないかと懸念されます。逆に、自然で適切な丁寧表現ができている応募者は、すでに社会人としての準備ができていると評価されます。

また、言葉遣いからは誠実さや真剣さも伝わります。雑な表現や馴れ馴れしい言葉遣いは、企業や選考に対する姿勢が軽いと受け取られかねません。丁寧な表現を心がけることで、この企業に本気で入りたいという熱意が自然と伝わるのです。

丁寧さと親しみやすさのバランス

丁寧な表現が重要だからといって、過度に堅苦しい文章になると逆効果です。読みにくく、人柄が見えない無機質なESになってしまいます。大切なのは、丁寧さと親しみやすさのバランスを取ることです。

例えば、「私は貴社の理念に深く共感いたしました」という表現は丁寧ですが、やや距離を感じさせます。一方、「御社の理念に強く共感しました」とすれば、丁寧さを保ちながらも自然な印象になります。このように、適度な丁寧さで自分らしさを表現することが、印象に残るESにつながります。

表現の種類 印象 ESでの適性
過度に堅い表現 距離感がある、形式的
適度な丁寧表現 誠実で親しみやすい
カジュアルな表現 軽い、マナー不足 ×

基本的な丁寧表現の使い分け

敬語の種類と正しい使い方

日本語の敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があり、それぞれ使う場面が異なります。ESでは主に謙譲語と丁寧語を使用します。

尊敬語は相手の動作を高める表現で、「おっしゃる」「いらっしゃる」などがあります。謙譲語は自分の動作をへりくだる表現で、「申し上げる」「伺う」「拝見する」などです。丁寧語は「です」「ます」で、ES全体の文末を統一する基本となる表現です。

よくある間違いとして、「拝見させていただく」のような二重敬語があります。「拝見する」だけで謙譲の意味があるため、「させていただく」は不要です。正しくは「拝見いたしました」または「拝見しました」となります。

  • 尊敬語:相手の動作を高める(例:おっしゃる、ご覧になる)
  • 謙譲語:自分の動作をへりくだる(例:申し上げる、伺う、拝見する)
  • 丁寧語:丁寧に述べる(例:です、ます、ございます)

企業に関する表現の使い分け

企業を指す言葉にも丁寧さのレベルがあります。「貴社」と「御社」の使い分けは、ESを書く上で基本中の基本です。

書き言葉では「貴社」を使います。ESは書類ですので、基本的に「貴社」が正解です。「御社」は話し言葉で使う表現なので、面接では「御社」、ESでは「貴社」と覚えておきましょう。ただし、銀行なら「貴行」、病院なら「貴院」など、業種によって呼び方が変わる場合もあります。

また、企業の商品やサービスについて言及する際も、「〜を見ました」ではなく「〜を拝見しました」、「〜を使いました」ではなく「〜を利用させていただきました」のように、丁寧な表現を心がけましょう。

自分に関する謙譲表現

自分の経験や考えを述べる際にも、適切な謙譲表現を使うことで印象が大きく変わります。「思う」を「考える」や「感じる」に変えるだけでも、より丁寧で考えが深い印象になります。

「やりました」よりも「取り組みました」、「頑張りました」よりも「尽力しました」や「努めました」のほうが、社会人らしい落ち着いた印象を与える表現になります。ただし、すべてを堅い表現にする必要はありません。自分らしさが消えない程度に、適度に取り入れることが大切です。

カジュアルな表現 丁寧な表現
思う 考える、感じる、存じます
やった 取り組んだ、実施した、行った
頑張った 尽力した、努めた、注力した
見た 拝見した、目にした
聞いた 伺った、お聞きした

印象アップにつながる丁寧表現のテクニック

クッション言葉で柔らかい印象を作る

クッション言葉とは、本題に入る前に添える前置きの表現で、文章全体の印象を柔らかくする効果があります。ESでも効果的に使うことで、読み手に配慮できる人柄が伝わります。

例えば、志望動機を述べる際に「貴社を志望する理由は〜」と直接的に始めるよりも、「僭越ながら、貴社を志望する理由を申し上げます」や「恐れ入りますが、私が貴社を志望する理由についてお話しさせていただきます」のように始めると、より丁寧な印象になります。

ただし、クッション言葉を多用しすぎると回りくどくなり、かえって読みにくくなります。ES全体で2〜3箇所程度、重要なポイントを述べる前に使うのが効果的です。

  • 「恐れ入りますが」:何かを述べる前の前置き
  • 「僭越ながら」:自分の意見を述べる際の謙遜
  • 「お忙しいところ恐縮ですが」:相手の時間をいただくことへの配慮
  • 「差し支えなければ」:お願いをする際の配慮

具体例を示す際の丁寧な導入

自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で具体例を示す際も、丁寧な導入を心がけると印象が良くなります。「例えば〜」だけでなく、より丁寧な表現を使いましょう。

「具体的に申し上げますと」「一例を挙げさせていただきますと」「具体的なエピソードとして」などの表現を使うと、論理的かつ丁寧に説明できる能力があることが伝わります。これらの表現は、話の転換点を明確にする効果もあり、読みやすさにもつながります。

また、数字やデータを示す際も、「〜という結果になりました」ではなく「〜という成果を上げることができました」や「〜という結果を得ることができました」とすると、より丁寧で謙虚な印象になります。

結びの言葉で誠意を伝える

ESの各設問の結びや、全体の締めくくりでも、丁寧な表現を使うことで最後まで好印象を維持できます。単に「以上です」と終わるのではなく、前向きな姿勢や感謝を示す表現を加えましょう。

「ぜひ貴社で働きたいと考えております」「貴社に貢献できるよう精進してまいります」「何卒よろしくお願い申し上げます」などの結びの言葉は、あなたの熱意と誠実さを最後に印象づけます。

特に志望動機の結びでは、「入社後にどう貢献したいか」を丁寧に述べることで、具体的なビジョンを持っていることが伝わります。「貴社の一員として、〜に貢献したいと強く願っております」のような表現が効果的です。

避けるべき表現と言い換え例

カジュアルすぎる表現

友人との会話で使うようなカジュアルな表現は、ESでは避けるべきです。これらは親しみやすさを通り越して、マナー不足と受け取られてしまいます。

「すごく」「めっちゃ」「〜って感じ」「〜かなと思います」などの口語表現は、必ず書き言葉に直しましょう。「すごく」は「非常に」「大変」に、「めっちゃ」は「とても」「極めて」に言い換えます。「〜って感じ」は「〜という印象」や「〜と感じました」に、「〜かなと思います」は「〜と考えます」とすることで、社会人として適切な文章表現ができることを示せます

また、「やばい」「ガチで」などの若者言葉は論外です。どんなに良い内容でも、これらの言葉が一つでも入っていると、全体の印象が台無しになってしまいます。

避けるべき表現 適切な言い換え
すごく、めっちゃ 非常に、大変、とても
〜って感じ 〜という印象、〜と感じました
〜かなと思います 〜と考えます、〜と存じます
やばい 素晴らしい、驚くべき、課題がある
普通に 通常、一般的に、自然に

曖昧で自信がない印象を与える表現

「〜だと思います」「〜かもしれません」「〜ではないでしょうか」などの曖昧な表現を多用すると、自信がない印象や主体性のなさが伝わってしまいます。

もちろん、すべてを断定調にする必要はありませんが、自分の経験や考えについては明確に述べることが大切です。「〜だと思います」は「〜と考えます」や「〜と確信しています」に、「〜かもしれません」は「〜の可能性があります」や「〜と推察されます」に言い換えると、より説得力が増します。

特に自己PRや強みを述べる場面では、自信を持って明確に表現しましょう。「リーダーシップがあると思います」ではなく「リーダーシップを発揮できます」と断言することで、自己理解ができている印象になります。

過剰敬語と二重敬語

丁寧にしようとするあまり、敬語を重ねすぎてしまう過剰敬語や二重敬語は、かえって不自然で読みにくくなります。正しい敬語の知識がないと思われる可能性もあります。

「拝見させていただきました」は「拝見いたしました」に、「おっしゃられる」は「おっしゃる」に、「お伺いさせていただく」は「伺う」または「お伺いする」に直しましょう。「させていただく」も多用すると不自然になるため、本当に相手の許可や恩恵を受ける場合にのみ使用することが適切です。

  • 拝見させていただく → 拝見する、拝見いたします
  • おっしゃられる → おっしゃる
  • お伺いさせていただく → 伺う、お伺いする
  • ご覧になられる → ご覧になる

業界・企業別の丁寧表現の調整

堅い業界での表現

金融、保険、官公庁、大手メーカーなどの伝統的で堅い業界では、より丁寧でフォーマルな表現が好まれる傾向があります。これらの業界では、正確さと誠実さが特に重視されます。

「考えます」よりも「存じます」、「思います」よりも「確信しております」など、やや格式の高い表現を使っても違和感がありません。また、「貴行」「貴社」などの呼称も正確に使い分けることが重要です。

文章全体のトーンも、やや硬めで落ち着いた印象にすることで、業界の雰囲気に合った応募者だと評価されやすくなります。ただし、堅すぎて人柄が見えなくならないよう、具体的なエピソードは生き生きと描写することも忘れないでください。

ベンチャー・IT企業での表現

ベンチャー企業やIT企業など、比較的カジュアルな社風の企業では、過度に堅い表現は逆に距離感を生むことがあります。とはいえ、基本的な丁寧さは必要です。

「です・ます」調は維持しつつ、「存じます」よりも「考えています」、「尽力いたしました」よりも「力を入れました」など、自然で親しみやすい丁寧表現を選ぶことで企業文化にフィットした印象を与えられます。

ただし、カジュアルと馴れ馴れしいは違います。「御社の雰囲気が好きです」ではなく「御社の風通しの良い社風に魅力を感じています」のように、丁寧さは保ちながら親近感のある表現を心がけましょう。企業のホームページや採用サイトのトーンを参考にするのも良い方法です。

業界研究から表現を選ぶ

どの程度の丁寧さが適切かは、業界や企業の文化によって異なります。企業研究の一環として、採用サイトや社員インタビュー、企業ブログなどの文章トーンをチェックしてみましょう。

企業が使っている言葉遣いや表現のスタイルを参考にすることで、その企業に合った丁寧さのレベルを見極められます。例えば、採用サイトが「です・ます」調で落ち着いたトーンなら、ESもそれに合わせた丁寧な表現にする。逆に、社員ブログなどが親しみやすいトーンなら、過度に堅くしすぎない、などの調整が可能です。

業界タイプ 推奨される表現レベル 具体例
金融・官公庁 フォーマル 存じます、確信しております
メーカー・商社 標準的な丁寧さ 考えます、感じております
IT・ベンチャー 自然な丁寧さ 考えています、魅力を感じています

実践的なESチェックポイント

文末表現の統一とバリエーション

ESでは「です・ます」調で統一することが基本ですが、すべての文が「〜ます」「〜です」で終わると単調で読みにくくなります。適度なバリエーションを持たせることが重要です。

「〜と考えます」「〜と感じております」「〜と確信しています」「〜と存じます」など、意味は似ていても語尾が異なる表現を使い分けましょう。また、「〜ました」「〜です」「〜ます」のように、過去形・現在形・未来形を自然に織り交ぜることでリズムが生まれます。

連続して同じ文末表現が3回以上続かないように注意してください。文末のバリエーションは読みやすさと洗練された印象の両方を高める効果があります。

主語と述語の対応を明確にする

丁寧な表現を使おうとするあまり、文が長くなって主語と述語の対応が曖昧になることがあります。これは読みにくさの原因になり、せっかくの丁寧さが台無しになってしまいます。

一文は60文字程度を目安に、長くても80文字以内に収めることを意識しましょう。主語が「私は」なら述語は「〜します」「〜考えます」と明確に対応させます。途中に修飾語や説明が入る場合は、読点を適切に打って構造を明確にすることが大切です。

複雑な内容を伝えたい場合は、一文にすべて詰め込むのではなく、二文に分けることも検討しましょう。「〜しました。その結果、〜」のように分けることで、丁寧さを保ちながら分かりやすい文章になります。

読み返しで不自然な箇所をチェック

ESを書き終えたら、必ず声に出して読み返してみましょう。音読することで、不自然な敬語や読みにくい箇所が見つかりやすくなります。

特にチェックすべきポイントは以下の通りです。まず、同じ表現が何度も繰り返されていないか。次に、過剰敬語や二重敬語になっていないか。そして、文末表現が単調になっていないか。最後に、全体として丁寧すぎて堅苦しくないか、または逆にカジュアルすぎないかのバランスです。

  • 同じ表現の繰り返しがないか確認する
  • 過剰敬語・二重敬語をチェックする
  • 文末表現のバリエーションを確認する
  • 声に出して読んで不自然な箇所を探す
  • 第三者に読んでもらい印象を聞く

丁寧表現と内容の充実を両立させる方法

表現に気を取られすぎない

丁寧な表現は重要ですが、それに気を取られすぎて内容が薄くなっては本末転倒です。ESで最も大切なのは、あなた自身の経験や考え、企業への理解と熱意を伝えることです。

まずは内容を重視して書き、その後で表現を丁寧に整えるという順序で進めるのが効率的です。最初から完璧な丁寧表現で書こうとすると、かえって筆が進まなくなります。下書きでは自分の言葉で自由に書き、推敲の段階で丁寧な表現に調整していくアプローチがおすすめです。

また、具体的なエピソードや数字を盛り込むことで説得力が増し、表現の丁寧さとの相乗効果が生まれます。丁寧な言葉遣いで具体的な内容を伝えることが、最も印象に残るESになります。

企業が求める人物像とリンクさせる

丁寧な表現を使う際も、企業が求める人物像を意識することで、より効果的なアピールができます。例えば、「誠実さ」を重視する企業なら、丁寧で正確な表現自体があなたの誠実さを証明する材料になります。

「チャレンジ精神」を求める企業なら、丁寧さを保ちながらも積極的で前向きな表現を多く使うことで、求める人物像とマッチしていることを示せます。「貴社の新規事業に挑戦したいと強く考えております」のように、丁寧でありながら意欲的な表現を心がけましょう。

企業研究で得た情報をもとに、その企業が好む表現のトーンや価値観に合わせて言葉を選ぶことで、「この人は当社の文化に合いそうだ」と思ってもらえる確率が高まります。

添削を受けて客観的な視点を得る

自分では適切だと思っている表現も、他者から見ると不自然だったり、意図が伝わりにくかったりすることがあります。キャリアセンターの職員や先輩、信頼できる大人に添削を依頼しましょう。

添削を受ける際は、「丁寧さのレベルは適切か」「不自然な敬語はないか」「全体の印象はどうか」といった具体的な観点を伝えると、有益なフィードバックが得られます。複数の人に見てもらうことで、より客観的な評価ができます。

ただし、添削者の意見をすべて鵜呑みにする必要はありません。最終的には自分の言葉で、自分らしさを保ちながら丁寧に表現することが大切です。添削は参考にしつつ、自分が納得できる表現を選びましょう。

まとめ:丁寧な表現で差をつけるESを作成しよう

ESにおける丁寧な表現は、単なる形式的なマナーではなく、あなたの人柄や社会人としての基礎力を伝える重要な要素です。適切な敬語の使い分け、企業に関する正しい呼称、自然で親しみやすい丁寧さのバランスを意識することで、採用担当者に好印象を与えることができます。

カジュアルすぎる表現や過剰敬語を避け、業界や企業文化に合わせた丁寧さのレベルを選ぶことも重要です。文末表現にバリエーションを持たせ、主語と述語の対応を明確にすることで、読みやすく洗練された文章になります。そして何より、丁寧な表現に気を取られすぎず、内容の充実と両立させることが、印象に残るESを作る鍵となります。

本記事で紹介したポイントを参考に、あなたらしさを保ちながら丁寧に表現されたESを作成してください。適切な言葉遣いは、あなたの誠実さと熱意を最大限に伝え、他の応募者との差別化につながります。丁寧な表現を味方につけて、希望する企業への内定を掴み取りましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次