新卒でBtoB SaaSとBtoCアプリ企業、どちらを選ぶ?業界・仕事内容を比較
BtoB SaaSとBtoCアプリ企業を新卒の仕事で比べる
BtoB SaaSは企業が利用するソフトウエアをネットワーク経由で提供する事業、BtoCアプリは主に個人が利用するアプリ事業を指します。ただしBtoCアプリにも企業向け収益があり、BtoB SaaSの製品にも個人の利用者がいます。違いを大づかみに捉えたら、応募先の顧客、支払う人、使う人を別々に確認しましょう。そこで新卒が担う仕事も変わります。
誰が支払い、誰が使うか
BtoB SaaSでは、契約を決める担当者と、日々使う現場の人が異なることがあります。営業は導入の理由を説明し、導入支援は現場が使えるようにし、開発は両者の課題を製品へ反映します。BtoCアプリでは、利用者が自分で選んで使う場合が多いものの、広告主や加盟店が収益を支える事業もあります。企業によって仕組みが違うため、「顧客」を一語で済ませず、支払者、利用者、影響を受ける人を書き分けます。
改善の手掛かりの違い
BtoBでは、営業や支援を通じて顧客企業から具体的な要望を聞く機会があります。その一方、一社の希望を全顧客向けの機能にするかは慎重に考える必要があります。BtoCでは、多くの利用者の行動データや問い合わせをもとに、使いにくい箇所を探す場面があります。数字だけでは不満の理由が分からないので、調査や対話も必要です。候補先へ「製品改善の提案は誰が、どの情報を根拠に決めるか」を聞きましょう。
新卒が担当する仕事
BtoB SaaSの営業なら、企業の業務を理解し、導入を提案するかもしれません。カスタマーサクセスなら、導入後の利用と成果を支えるかもしれません。BtoCアプリの企画なら、利用者の行動を調べて体験を改善するかもしれません。開発職でも、企業向けの権限管理を扱うか、個人向けの操作性を扱うかで課題が変わります。ただし配属は会社ごとに異なるため、初年度の成果物とレビューの方法を確認してください。
成果を測る指標
BtoB SaaSでは、導入企業数や利用の継続、顧客業務の改善などが論点になります。BtoCアプリでは、利用者の獲得、継続、満足、収益化などが論点になる場合があります。指標を知るだけでなく、短期の数字と利用者にとっての価値をどう両立するかを聞きます。「ユーザーが多い」「契約企業が多い」という規模の比較だけでは、新卒の役割は見えません。
TechSuiteを比較例にする際の注意
TechSuiteの公式事業ページには生成AIを使うHR、マーケティング、AI/DXコンサルティングなど複数の事業が掲載されています。これらを会社全体としてBtoB SaaSと断定することはできません。応募先を調べるときは、各事業の提供方法と収益の得方を確認し、自分の配属先で誰と関わるかを聞きます。公開情報に書かれていない個別の担当業務は推測しないでください。
選ぶ前に、両社へ同じ五つの質問をします。「誰が支払い誰が使うか」「どんな価値を提供するか」「初年度の担当業務は何か」「成果をどう測るか」「三年後に広がる役割は何か」。生活面では勤務地や働き方、給与も同じ条件で確認します。市場の大きさやアプリの知名度より、自分が取り組みたい顧客課題と実務を基準に選びましょう。
企画会議で扱う問いの違い
BtoB SaaSで新しい機能を考えるとき、導入を決める企業の要望と、現場の利用者の使いやすさが一致しないことがあります。BtoCアプリでも、利用者の便利さと広告や課金の設計がぶつかることがあります。どちらにも複数の利害関係者がいるため、「法人向けは論理的」「個人向けは感覚的」と分けないでください。候補企業がどんな情報を根拠に優先順位を決め、誰がその判断に参加するかを聞きます。
面談で具体例を一つ頼むと、仕事が見えます。「最近改善した機能を例に、課題の発見から公開後の振り返りまで教えてください」と尋ね、初年度の社員がどこに参加したかを確認します。BtoBなら顧客との打ち合わせ、導入、継続利用の場面を、BtoCなら調査、設計、公開後の利用状況を見る場面を聞きます。自分の志望職種が触れられる工程を区別しましょう。
事業の知名度や利用者数は、働く側の成長機会を直接示しません。小さなチームでも役割が限定される場合があり、大きな組織でも幅広い仕事を経験する場合があります。配属の決め方、上司のレビュー、他職種との協働、異動の実例を確認し、三年後にできるようになりたい仕事と結びつけて判断してください。
最後に、利用者自身が製品を選ぶ場面と、組織として購入を決める場面の違いも考えます。どちらの仕事でも使う人の声を聞く必要がありますが、導入までに関わる人数や意思決定の時間が異なる可能性があります。候補先の実例で確かめましょう。
参照した公式情報
https://techsuite.co.jp/business
https://techsuite.co.jp/recruit-new-grads/about-entry
確認日:2026-10-08
