カルチャーフィットを見極める自己分析ワーク|新卒が価値観を言葉にする方法
カルチャーフィットを確かめようとすると、会社の側を調べることに意識が向きがちです。けれど、自分の価値観を言葉にできていなければ、会社の話を聞いても「合う」「合わない」を判断できません。この記事では、会社を調べる前にやっておきたい、自己分析のワークを紹介します。
なぜ先に自分を整理するのか
会社の文化は、見る人によって印象が変わります。「風通しが良い」と聞いて、自由に意見を言える環境を思い浮かべる人もいれば、上司にすぐ相談できる環境を思い浮かべる人もいます。自分が何を大切にしているかが曖昧なままだと、同じ説明を聞いても、受け取り方がぶれます。
ワーク1|うれしかった経験を三つ書き出す
学生時代のアルバイト、ゼミ、サークル、部活など、うれしかった、やりがいを感じた場面を三つ書きます。次の三点も、あわせて書いてください。
– そのとき、周りにはどんな人がいたか
– 自分は、どんな役割を担っていたか
– 何が、うれしさの理由だったか
たとえば、「文化祭の運営で、自分の案が採用されたのがうれしかった」なら、意見が通りやすい環境を大切にしている可能性があります。「後輩が成長した姿を見て、うれしかった」なら、人の成長に関わる環境が合うかもしれません。
ワーク2|つらかった経験を三つ書き出す
反対に、つらかった、続けにくかった場面も三つ書きます。ここには、避けたい環境のヒントが隠れています。
– 指示が頻繁に変わって、混乱した
– 努力が評価されず、やる気をなくした
– 相談しにくい雰囲気で、一人で抱え込んだ
つらさの原因が、「人」「ルール」「仕事の量」「評価」のどれにあるのかを、分けて整理しましょう。
ワーク3|六つの軸で、優先順位をつける
書き出した内容から、次の六つの軸で、自分の優先順位を決めます。
1. 意思決定のスピード:速く決まるほうが良いか、慎重に進めるほうが良いか
2. 意見の言いやすさ:若手でも発言できる環境か、段階を踏む環境か
3. 評価の見方:成果を重視するか、過程や協力を重視するか
4. 仕事の進め方:自由度が高いほうが良いか、手順が決まっているほうが良いか
5. 人との距離:密に関わるほうが良いか、適度な距離があるほうが良いか
6. 成長の仕方:実践で学ぶか、体系的に学ぶか
六つのうち、譲れない二つを選びます。残りは「あれば嬉しい」と位置づけると、会社の話を聞くときに、見るべき点が絞れます。
書き出した内容を面談で使う
自分の軸が決まったら、面談の質問に変えます。
– 「意見の言いやすさ」を重視する人:若手が提案して、実際に採用された事例を聞く
– 「評価の見方」を重視する人:成果と過程のどちらが評価されるか、具体例を聞く
– 「成長の仕方」を重視する人:入社後3か月の学び方を聞く
質問は、会社を試すためではなく、自分が力を出せるかを確かめるために使います。そう伝えると、率直に答えてもらいやすくなります。
書き出す際の注意点
– 理想の自分ではなく、実際の経験から書く
– 良い、悪いで判断せず、事実として書く
– 一度で完成させず、数日おいて見直す
他人の評価を気にして、望ましい答えを書くと、本当の価値観が見えなくなります。
よくある質問
自分の価値観が、うまく言葉にできません。
経験を思い出すところから始めてください。うれしかった場面を、誰と、何をしていたかで書き出すと、共通点が見えてきます。友人や家族に、「自分はどんなときに元気そうか」を聞くのも有効です。
軸が、会社の文化と少しずれていたら、避けたほうが良いですか。
完全に一致する会社はありません。譲れない二つが合っていれば、残りは工夫で補える場合があります。ずれの大きさと、自分が許容できるかを、面談で確かめて判断してください。
面接で、自分の価値観をどう伝えればいいですか。
経験とセットで話すのが基本です。「私は、〇〇な環境で力が出ます。例えば、△△のとき、□□だったからです」と、事実を添えて伝えると、会社側も合うかどうかを判断しやすくなります。
TechSuiteを調べるときの使い方
TechSuiteのカルチャーは、働き方FAQや社員取材で確認できます。自分の軸と照らして、どこが合いそうか、どこを質問したいかを整理してから、面談に臨んでください。最新の内容は人事に確認しましょう。
まとめ
カルチャーフィットは、会社を調べる前に、自分の価値観を言葉にすることから始まります。うれしかった経験、つらかった経験、六つの軸の優先順位を整理し、面談の質問に変えて、納得できる会社選びにつなげましょう。
